2023年2月19日に開催された「京都マラソン」に出走してきましたので、その模様をお伝えします。
京都マラソンとは
初開催は2012年。2021年、2022年はコロナのため大会中止で3年ぶりの開催でした。
西京極にあるたけびしスタジアム京都をスタート、主要な観光スポットを辿りながらゴールの岡崎公園へと向かうワンウェイコースを走ります。
大会パンフレットより詳細なコースはこちら。前半はアップダウン多めの登り基調、後半は6回の折り返しとなかなかハードなコースになっています。
レース前
レース前日に京都入りし受付を済ませます。会場はゴール地点の岡崎公園の隣にあるみやこめっせ。
14時ごろに訪れたところ、同時開催されているイベントの来場者や観光客で会場周辺は大混雑でした。しかしながら、中に入ってみると混雑はなくナンバーカード、大会パンフレット、参加賞をスムーズに受け取ることができました。
受付の出口がそのままEXPO会場の入口となっており、スポンサーブースをチラ見。大会規模の割にはこじんまりとした感じだったのが少し残念でしたが、地元京都のワコールが展開するCWXブースでちょうど福士加代子さんのトークショーを実施しており大盛況でした。
レース当日はホテルのある烏丸駅から西京極駅まで地下鉄で移動。案の定車内はランナーで大混雑していました。京都駅からは人数限定の直通バスがあるようなので、混雑が嫌な方はそちらを利用した方が良いかもしれません。
整列完了の8時45分に対して荷物預かりが8時15分までなのでスタートまで1時間近く薄着の状態で待つ必要がありますが、当日はあいにくの雨。しかも、それなりの雨でしたのでレース開始までできるだけ身体を濡らさないようにするため、使い捨てのレインポンチョではなくノースフェイスのストライクトレイルフーディ(クリアカラー)を選択。号砲後も身体が温かくなるまで着用して走りました。
使い捨てではないのでレース中に捨てられないというデメリットはありますが、重さは約115gで耐水圧・透湿性ともに十分なスペックを持つジャケットですし、脱いだ後もコンパクトになりウエストポーチに収まるので雨のレースにおすすめです。
レース中
Cブロックスタート(申告タイム3時間38分)でスタートラインを通過したのが号砲から約1分30秒後でした。
嵐山までは急な登りはありませんが上り調子のコース。その後きぬかけの道に沿って鴨川に出るまではアップダウンを繰り返ながら約70m上昇します。一定ペースでの巡航が難しいコースでしたが、仁和寺、平野天満宮、大徳寺、今宮神社と観光名所の横を通過するので景色が飽きない、応援が多いのが嬉しいポイントでした。
鴨川に突き当たると鴨川に沿って一度北上してから南下します。この辺りのエイドから給食が用意されており、京都らしいパンなどもありました。
北山通に入ったタイミングで半分の21km。ここまでにアップダウンを繰り返していたせいか、普段の21kmよりも疲労感は多めでした。そして、折り返し連続の残り21kmが始まります。
植物園の中を通過し再び鴨川へ戻り約5kmの河川敷の区間。道路とは舗装のされ方が異なり濡れていると滑りました。下り基調ということもありそこそこスピードは出ているので転ばないよう気をつけつつ走り30km地点を通過。
全国高校駅伝や都道府県対抗女子駅伝のコースでもある丸太町通に入ります。今年の大会でドールリー選手がごぼう抜きを達成した区間です。
そこから市役所前を折り返し最後の難所今出川通へ。コースマップを見て覚悟はしていましたが、京都大学前を曲がった瞬間に見えた坂には心が折られそうになりました。時計に目をやるとキロ4分40秒のペースを維持できれば3時間15分切りができる時間。最後の気力を振り絞り坂を上ります。そして、下りの勢いそのままに最後の1キロを走りゴール。
結果はネットタイムで3時間14分36秒。4回目のフルマラソンにてサブ3.15を達成することができました。
ゴール後
ゴール時点で雨は止んでいましたが、汗と雨で濡れたせいで身体が一気に冷え低体温症に近い状態に。幸いにもゴールすぐにヒーターコーナーがあり、そこで身体を乾かしきってから荷物受け取りへと向かいました。また、ここでもポケットにしまっておいたストライクレイルフーディが活躍してくれました。
完走メダルと完走タオルを受け取った後におにぎりとカロリーメイト、スポーツドリンクの給食もいただきました。
今年の完走メダルは鳳凰をモチーフにしたデザインでした。
京都マラソン振り返り
4回目のマラソンとなった京都マラソンと過去のマラソンの5km毎のラップ推移です。
過去3回のマラソンよりも速くかつ安定したペースで走りることができました。ただし、25-30kmは雨でお腹が冷えトイレに駆け込んだのでラップタイムが悪くなっています。
もともとはサブ3.10(3時間10分)を掲げていましたが達成はならず。雨とアップダウンのあるコースに苦しめられました。しかしながら、飽きのこないコースと途切れない沿道の応援のおかげで、3時間15分を切りで自己ベスト更新という結果を出すことができました。
また着用したシューズはASICSのMagicSpeed。最近発売されたS4のせいで立ち位置が微妙ですが、お財布にも優しくサブ3を目指すランナーには十分な一足。今回も活躍してくれました。
京都マラソンの魅力は観光スポットの寺社仏閣や(雨で今回は綺麗に見えませんでしたが)五山の送り火の文字を眺めながら走ることができるコースと、世界的観光地ということで沿道に集まるギャラリーの数ではないでしょうか。エイドには京都らしくパンも並ぶので、タイムを狙わず楽しく完走したいランナーには是非一度走ってほしいと思うような大会です。