レース

【大会レポ】金沢マラソンで初フルマラソン完走

金沢マラソン2021 完走メダル

2021年10月に石川県金沢市で開催された金沢マラソンにて初めてのフルマラソンに挑戦しました。

この記事では、初めてフルマラソンに挑戦した市民ランナーが、サブ4達成を掲げて撃沈した様子を紹介しています。

こんな人に読んでほしい

・初フル完走したランナーの練習量を知りたい
・サブ4目標ランナーがどのようにレースに臨んだのかが知りたい

金沢マラソン2021

金沢マラソンは毎年10月の最終日曜日に石川県金沢市で開催されるフルマラソンです。

7つのテーマゾーンに分かれており金沢市内の観光スポットを巡るコースを走ります。また、エイドには和菓子や金沢カレーといったご当地グルメが並ぶことも特徴の大会。

2020年大会はコロナウイルスの影響で中止となったために今回は2年ぶりの開催となりました。

コースマップ & 標高差

スタートから10kmほど走ると最高標高地点(約60m)でそこから25km地点までが下り基調、残りはゴールまでほぼフラットなタイムの出しやすいコース。

最高標高地点から数キロの大きな下りがあります。道幅も広く路面も綺麗なのでスピードが出やすい区間ですが、調子に乗ってペースを上げすぎてしまうと後半に脚がもたなくなる可能性も。金沢マラソンでベストタイムを出すためには、この下りをどう走るかがポイントになります。

出典:金沢マラソン公式HP

参加賞

金沢マラソン2021の参加賞はASICSのTシャツと消毒液でした。Tシャツの正面には小さな大会ロゴとASICロゴ、反対側には金沢の名所がピクトグラムで描かれており、使い道に困る参加賞No.1のTシャツたちの中では許容範囲なデザイン。黄色で目立つので夜間のランニングの視認性は抜群ですね。

完走賞

金沢マラソン2021の完走賞は大判タオル、金沢美術工芸大学の学生さんがデザインした完走メダル、軽食(おにぎり、バナナ、とり野菜味噌)。

コロナ禍での大会開催ということもあり、ゴール後は退場までの通路上に並べられているものを自分で取っていくスタイルでした。

ボランティアの方々に「お疲れ様でした」と声をかけていただきながら、完走賞を受け取っていた過去のマラソンと比べると寂しさを感じます。

レースまでの練習量

本格的に走り始めたのは、エントリー抽選の結果通知メールを受け取った7月14日からです。

大会のほぼ3ヶ月前から練習を開始しました。

金沢マラソンに向けた走行距離は以下の通り。

走行距離
7月39.3km
8月103.2km
9月70.8km
10月200.3km

7月以前の月間走行距離は多いときでも30kmくらいでしたので、一気に練習量が増えています。案の定、8月にそれまでの3倍近くの距離を走ったせいか、臀部を怪我し9月前半は走れませんでした。

これからフルマラソンに初めて出る方には、怪我のリスクを下げるためにも、1.5掛けくらいで距離を増やしていくことをお勧めします。

一回あたりの走行距離としては27kmが最長(しかも二週間前)、20km以上のランニングも2回だけとフルマラソンをだいぶ舐めてましたね。

レース振り返り

スタート〜10km

ラップタイム(ネット):0~5km/26’54、5~10km/28’13

出走時の目標はサブ4でしたが、申し込み時には5時間で申請していたためRブロックからのスタート。号砲からスタート地点までは4’32かかってます。

スタートゲートをくぐってからは、大きな混雑に巻き込まれることはありませんでした。

最初の5kmはまずまずのペース。5~10kmはトイレ&南部環状道路の上りでタイムが落ちていますが、サブ4に向けては許容範囲内。

10km〜20km

ラップタイム:10~15km/24’57、15~20km/27’38

10〜15kmまでのラップがキロ5切り。環状道路のトンネルをくぐる箇所が斜度のある下り坂で、ついついスピードが上がります。走っている最中は気持ち良かったものの、ここで心拍を一気に上げてしまったことが、後半のスピードダウンの原因の1つとなってしまいました。

15km過ぎで先を走っていたサブ4ペーサー集団に追いつき1km程は並走していたのですが、環状道路を外れ兼六園方向に向かう細い路地のコースで渋滞を避けたいなと思い追い越してしまいました。ペースが合わずの選択でしたが、今思えばペーサー集団に合わせた方が良かったのかもしれません。

20km〜30km

ラップタイム:20~25km/26’32、25~30km/28’12

ひがし茶屋街のエイドで金沢銘菓をとりました。せっかくだからと、餡子が入ったお菓子を2つ。2つ目の金つばで満腹感を感じてしまい、これも後々の失速原因の1つに。

ひがし茶屋街を過ぎてからは市内北側へ向かい、JRの高架をくぐってのどかな田園風景の中を走りますが、集中力が切れ始めたところに代わり映えのない風景は正直辛かったです。

30km〜フィニッシュ

ラップタイム:30~35km/31’18、35~40km/46’11、40~42.195km/17’27

練習では走ったことのない未知の距離に到達です。

30km過ぎまではサブ4ペースで巡航できていたものの、金沢駅西口前に差し掛かったところで気持ち悪さに襲われました。喉の渇きを感じるもお腹がタプタプするため給水を口に運べないという状況。

35km過ぎの石川県庁前からは歩く、気力を振り絞り走るの繰り返しでしたが、一度追い越したサブ4ペーサー集団に抜かれたところで気持ちが切れてしまいました。

リザルト

グロス:4時間21分55秒
ネット:4時間17分23秒

サブ4目標に対してネットタイムで4時間17分23秒と20分近くオーバーでした。。

脚が終わるよりも先に現れた気持ち悪さが失速の原因でした。吐き気に近いような、胃の内容物が上がってくる感じ。そして、気持ち悪さを抑えるために何度も立ち止まったせいで、筋肉疲労を一気に感じるようになり、脚も動かなくなる悪循環におちいりました。

結果的に、32km過ぎからゴールまでの10kmで1時間20分かかってます。

ロング走を実施しなかったことに加えて、レース前日からの食事や給食のプランが無かったことも原因かと考えてます。気温が高めだったこともあり前半の給水ではガブガブ水を飲み、エイドも何も考えずに食べていました。

次回以降のフルマラソンには、トレーニングだけでなくレースプランもしっかりと練って臨まないといけませんね。

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