この記事では、Adidasの薄底・軽量オールラウンドシューズADIZERO JAPAN 8 M(アディゼロ ジャパン 8 M)を紹介しています。
Adidas「ADIZERO JAPAN 8 M」とは
接地感とスピードを重視するあらゆるシーンに対応した薄底・軽量オールラウンドシューズ。
出典:メーカーHP
Adidas「ADIZERO JAPAN 8 M」はノンカーボンで薄底のトレーニング向けシューズ。特徴は以下のとおり。
私は26.5cmを購入しました。同じ26.5cmでも「ADIZERO SL」と比べるとつま先にゆとりがあるサイズ感でした。普段履いているシューズよりも0.5cm落としたサイズを試しても良いと思います。
ちなみに、私が履いているシューズのサイズは以下の通りです。
27cm
On/ Cloudventure, Cloudstratus(第2世代)
26.5cm
On/ Cloudmonster
Adidas/ ADIZERO SL
Adidas/ ADIZERO JAPAN8
SALOMON/ SENCE RIDE5
26cm
On/ Cloudboom echo(第2世代)
リサイクル素材を50%以上使用した軽量のメッシュアッパーを採用しています。硬めのアッパーですが甲を包むようなフィット感があり、脚と一体となった感覚で走ることができます。
お馴染みのContinentalラバーアウトソールですので、ソールの耐久性もあり、濡れた路面でもグリップを効かせて走ることができます。
購入動機
フルマラソンでは使わない、デイリートレーナーでもない「ADIZERO JAPAN 8 M」を購入した理由は脚作りです。
2023年にミドルレンジ(50km前後)のトレイルレースを3本走り感じたことは脚力の弱さ。序盤は気持ちよく走れていても疲労から中盤にかけて腰が落ちた走りになっていました。これからロングレンジ(100km超)のレースに挑戦するにあたり脚力の強化、フォームの修正が必要だと感じています。
また、サーフェイスがどんどん変わるトレイルに対応するためには、厚底カーボンシューズで練習するよりも地面を捉える感覚を掴める薄底シューズの方が良いため、「ADIZERO JAPAN 8 M」を選びました。
履いて走った印象
想定通りこれまでに感じたことがない接地感。着地時に地面をダイレクトに感じることができました。
厚底のジョグシューズで走っていたときに接地位置が気になることはありませんでしたが、「ADIZERO JAPAN 8 M」で走ってみるとどこで接地したかをハッキリと感じました。
さらに、右脚と左脚では接地から地面を蹴り出すまでに差があることに気づくことができました。右脚がペタッと中足部から接地しているのに対して、左脚はバチっとした音が鳴り踵から接地しているようでした。私は左脚を故障しがちでしたので、この差が故障の原因ではないかと思っています。
また、カーボンプレートは入っていませんが、低密度高反発ミッドソール「ライトストライク プロ」と土踏まずを中心に「ENERGYTORSION ROD 2.0」が使われているので、地面を蹴った際の反発感もあります。しかしながら、シューズの反発性に頼り切ることなく自分の脚で走ることができるので、地力を高めることができるのではと思っています。
気になるポイントは
走っている最中に何度か靴紐が解けしまいました。結び方にもよるのでしょうが、アッパーが硬いからか何度も蹴り出しを繰り返すうちに徐々に結び目が緩くなっていたようです。さらに、アッパーが硬いためしっかり紐を緩めないと脱ぎ履きがしづらかったです。逆に無理やり履こうとしない分シューズへの負担も減るのだとは思いますが。
また、10kmほどの距離を2回走ったところ、これまで使えていなかった筋肉を使ったせいかいつもよりも脚の疲労感がありました。いきなり長い距離は走らず、徐々にシューズに慣れることが必要そうです。当分はインターバルのような短い距離のトレーニングで使っていきたいと思います。
まとめ
「ADIZERO JAPAN 8 M」は満足のいくシューズでした。厚底やクッショニングシューズが多い中、数少ない薄底シューズであり、定価で16,500円とインフレが進むランニングシューズでは許容できる価格。色に拘らなければもう少し安く買うこともできますし、前シーズンのカラーが安くなった時点で買い足しておきたいと思えるシューズです。