2005年の愛知万博でサテライト会場にもなった愛知県瀬戸市にある「海上の森(物見山)」は名古屋市中心部から車で60分足らずでアクセスでき、起伏も穏やかなコースのためトレイルランニング初心者にもおすすめの山。
散策路も多くどのルートで走ればいいかわからないという方に、適度な負荷でトレイル気分も味わうことのできるコースを紹介します。
アクセス
名古屋市中心部から車で60分ほど。あいち海上の森センターには無料駐車場もあります。
ただし、17時閉門なので夜間利用はできません。
電車で訪れる場合は愛知環状鉄道「八草駅」から徒歩26分になります。
コース
万博跡地として管理されていることもあり整備されているコース。また、各分岐に番号が振られているため初めて訪れても迷わず進むことができます。むしろ、分かれ道が多いためどう走るかが迷うところでしょう。
なお、この地図はあいち海上の森センターの入り口でも配布していました。
今回走ったコースの標高差はこんな感じ。あいち海上の森センター → 物見山 → 篠田砂防池 → 入り口駐車場 → あいち海上の森センター というコース。
海上の森は管理されたエリアであり、標高も高くないため初心者でも気軽にトレイルランニングを楽しむことができます。しかしながら、携帯の電波が届かない場所もありますし、近くの猿投山ではツキノワグマが目撃されています。低山であっても必要最低限の装備をもってトレイルランニングを楽しみましょう。
装備品とウェア
当日の私の装備品とウェアはこんな感じ。
ロードを走る格好に1枚ミドルレイヤーを追加しています。この日の最高気温は10度近くまであったので、行動中は少し暑めでした。
写真でコース解説
あいち海上の森センター駐車場からスタート。途中にトイレはないため、トレイルに入る前にセンター内のトイレをお借りします。
道路を進み38番ポイントからトレイルに入ります。
階段を少し上がるともう山道です。
番号が振られていない分岐にも、このように看板が立っています。
37番 → 34番 → 33番 →21番と進みます。軽い尾根ような道。緩やかな上りなので、足元に気をつけつつ軽快に駆け上がることができます。
21番ポイント。来る方向と看板の向きが逆のため、看板に気がつかないと通り過ぎてしまうところでした。ここから物見山山頂にむけて一気に登ります。
天然の切通をぐんぐん登ります。先ほどまでと比べてべて傾斜が急になり、ところどころ高い段差もあります。
どこから落ちてきたのか。大きな石の脇を通ります。
聖徳太子の古墳?詳しいことは分かりませんが、看板が立っていました。ここまでくると山頂まであと少し。
途中です写真を撮るために立ち止まったりしていたこともあり、スタートから30分ほどで24番ポイント物見山山頂に到着。距離2km、獲得標高は160mほど。
山頂からは瀬戸市、名古屋市を見渡すことができます。
なお、物見山から猿投山まで抜けるルートがあるとのこと。今度挑戦してみたいと思います。
23番に向けて一気に階段を下ります。
23番からは砂利の車道になっており、1.2kmのロードを下ると17番に到着します。車両通行禁止のゲートがありますが、徒歩での通行は可能です。
篠田砂防池にむけての近道ということで、11番に向けて細い道に入っていきます。
11番ポイントに到着。先程までとは生えている植物が変わります。
12番ポイントから脇道に入り篠田砂防池に向かいます。
篠田砂防池に到着。あとで気づいたのですが、GoogleMapで出てくる上高地の大正池の様な池は海上砂防池の方でした。
篠田砂防池から12番に戻ったのち、14番→2番と進むと公道につきあたります。そこからは海上の森周囲のロードを走ってスタート地点の海上の森センターに戻りました。
まとめ
海上の森でトレイルランニングを楽しむためのモデルコースを取り上げました。
名古屋市内にも気軽にトレラン気分を味わうことができる東山一万歩コースがありますが、もっとトレイルを走りたいという方は海上の森まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。