・COROSのランニングウォッチが気になる
・ロングレースで使えるランニングウォッチを探している
これまでは主にフルマラソンや短い距離のトレイルレースに出場しており所有するGarminのForAthlete745で十分対応できていました。しかしながら、長い距離のトレイルへ挑戦するにあたりForAthlete745の電池持ちが気になっていました。カタログスペックで15時間ほどなので、ウルトラマラソンが限界といったところでしょうか。
長時間の活動で使えるランニングウォッチを探しているなかでGarminの上位モデルを候補に上がりましたが価格がネックに。そこで見つけたのがCOROSのApex2Proでした。
Garmin ForAthlete745 との比較
トラッキングデータ
愛知県のトレイルランニングコースでお馴染みの定光寺ー猿投山間をCOROS Apex2Proを装着し走ってきました。反対の腕には比較対象としてGarmin ForAthlete745を装着しています。
上がApex2Pro、下がForAthlete745のアクティビティログになります。
総距離では双方で大きな差がない一方、獲得標高が100mほどずれています。
ともに気圧高度計が備わっており、COROSはデフォルトでGPSデータを使い補正計算がなされた結果です。一方、Garminは高度データの生値が見えているので、その差といったところでしょうか。
バッテリー残量
Apex2Proは事前にインストールしている地図上にGPXデータを表示させるコースナビゲーションをすることができます。(ForAthelete745もナビゲーションは可能ですが線のみで地図は表示されません。)
ということで、同じGPXデータをインストールしナビゲーションを有効にした状態で走ってみたところ、ゴール後のバッテリー残量は下記の結果になりました。
上がApex2Pro、下がForAthelete745です。
Apex2Proは20%程度のバッテリー消費に対して、ForAthlete745は残念ながら以後のトラッキングが不可の状態になるまでバッテリーを消費してしまいました。(ForAthlete745はアクティビティ後のバッテリー残量が一定値を下回るとSuicaのみモードに切り替わります)
コースナビゲーションを有効にした状態の6時間程度のアクティビティでこの結果ですので、さらに活動時間を伸ばすとForAthlete745の方は途中でトラッキングが終了してしまうかもしれません。これではロングレースでは使えないですね。
Apex2Proは6時間で20%減といったところですので、コースナビゲーション必須のノンマーキングレースでも24時間くらいまでは電池切れを心配することなくナビゲーションONで使えそうです。
Apex2Proを使ってみて
Garminから移行しても戸惑わなかった
Garmin、COROSともにアクティビティ中の表示を任意に設定することができます。COROSはスマートフォンのアプリ上で設定ができるので、より便利という感じ。
一方で表示できる項目はGarminの方が多いです。
個人的によく使っている前回ラップのペース/心拍数と今のペース/心拍数が比較できる形の表示にApex2Proも対応しているので、Garminから移行しても違和感なく使用することができそうです。
出力ペース表示が便利
COROSはウォッチに表示できる項目に出力ペースがあります。実際のペースと斜度から算出されるペースで、平地換算でどれくらいのペースで走れているかを知ることができます。
ロードと異なりトレイルではペースが大きく上下するため平均ペースは当てになりません。出力ペースは斜度も考慮したペース表示なので、普段の自分のペースと照らし合わせて抑えすぎか飛ばし過ぎなのかを判断することができます。
ちなみに私は下記のようにウォッチフェイスを設定しており、ロードとトレイルで表示を変えています。
これから出場予定のロングレースでは、長時間使えるCOROS Apex2 Proをガシガシ使っていきたいと思います。