2XU「MCSランコンプショーツ」 のサイズ感や履き心地をレビュー

数年前まで生タイツで走るのは周囲の目が気になりハードルが高かったです。しかし、有名選手がハーフタイツを着用する姿を見る機会も多くなり、市民ランナーがタイツを履いて走るハードルがガクッと下がりました。

この記事では、ランニング用のハーフタイツの中でも愛用者が多い2XUのMCSランコンプショーツ（MA5331B）のXSサイズを実際に試してみたのでサイズ感や着用感を紹介しています。

2XU「MCSランコンプショーツ」とは

ランニングが脚に与える影響を詳細に研究して開発されました。MCS（マッスル・コンテインメント・スタンピング）の画期的なサポートシステムは、筋肉、腱、筋膜の主要なグループを解剖学的にマッピングして、筋肉の振動、疲労、損傷をさらに軽減し、より強く、より長く走るのに役立ちます。

出典：2XU 公式ページ

筋肉、腱、筋膜の主要なグループを解剖学的にマッピングとのことで、タイツを裏返してみると筋肉の部位ごとに分かれたようなサポート部がついています。サポート部がそれぞれの筋肉にフィットすることで、運動時の筋肉の振動を抑えたり血流を促進し、疲労軽減に繋がっています。

気になるサイズ感

出典：サイズガイド

メーカーページではインターナショナルサイズのため日本サイズの1サイズ下をお選びくださいとのことでしたので、普段着用しているSサイズから1サイズ落としたXSサイズを購入しました。私は身長165cm、体重53kgなのでサイズチャートから選んでもXSサイズです。

ちなみに、180cm/55kgがXSサイズ推奨に対して、多くの人が当てはまるであろう155cm/55kgがSサイズ推奨なのは何故なのでしょうか。

パッケージを開けてみると想像よりもウエストが周りが細く、ウエスト73cmの私が本当に履けるのかという心配が第一印象でした。しかし実際に脚を入れてみると、思ったよりも伸縮性がある生地のようでウエストやお尻周りがきついということもなく程よい着圧。

手持ちのCW-Xのロングタイツ（Sサイズ）と比べると平置きにした際のウエスト周りは小さいものの、履いた時のウエストのキツさは変わらずCW-Xよりも伸縮性があるように感じました。タイツの効果を最大限引き出すためにも、ギリギリで迷った場合は小さめのサイズを選択した方がよいと私は考えます。

背面ポケットが優秀

レースではジェル数個とスマホを持って走るため、FlipBeltを腰に巻くかMIZUNOのランニングマルチポケットパンツを履いていることが多いです。しかしながら、FlipBeltは長年使用しているため緩くなってきており、包装が薄めのジェルを入れると中で動いてしまうことにストレスを感じていました。

MCSランコンプショーツには背面に3つのポケットがあり、ウエストポーチなどを用意しなくてもジェルやスマホを持って走ることができます。試しに背面ポケットにジェル（アミノバイタル ゼリードリンク）とスマホ（162.3×77.3×9.6mm）を入れてみました。

中央ポケットには6インチを超えるスマホやジェルの中では大きめのアミノバイタルを1つ入れることができました。また、モルテンみたいな薄めのパッケージであれば、横にして2、3個は入ると思います。

右側ポケットにアミノバイタルを入れてみると頭がはみ出す結果に。もっと薄いパッケージのジェルを入れる方が良さそうです。

左側には鍵や小銭が入るサイズのジッパー付きのポケットもあり、MCSランコンプショーツだけでも最低限の携行品は持ち運ぶことが可能です。

ただ、このジッパーは開けた状態で履くと何度か外れてしまいました。平置きにして噛み合わせの部分を直せば元通りになりますが、履いたままだと上手く戻せません。ジッパーポケットの強度は心配です。